※このブログは2015年に書かれたものです。
 毎年花火大会はアップデートされているようなのでこのブログの情報を鵜呑みにせず、公式情報を参考にしてください。
 

昨日2015年9月5日開催のモエレ沼花火大会に行ってきました。

花火自体はすごくよかったけど、それ以外の運営でかなり残念要素が多くとても辛かったのでまとめてみます。


経緯から。

7月頃にFacebookでふいに流れてきた動画がとてもよかったので久々の帰省も兼ねて行ってみようと思った。
このPV見たらぜったい行きたくなっちゃうよってくらいよくできてる。
 

チケットを取ったのは8月下旬。既に中央芝席はなく、追加販売された上段芝席(3500円)とプレミアム席(7000円)のみ。どんな眺めなのか、全然イメージできなかったけど、とりあえず上段芝席を購入。


行く前にホームページを何度も見た。10回くらいは見た。Facebookページも見た。

とにかく通行規制をするから自家用車はダメ!公共の交通機関使ってねとのことだったので、本当なら車が一番便利だったけど遠回りしてシャトルバスを使うことにした。


花火は19時過ぎからとのことなので、麻生駅を17時発で準備。中央バスターミナルで20分くらい並んで乗車。普通の路線バスタイプのバスなので当然立つ人もいる。これは仕方ない。立った。通常ならモエレ沼まで30分ちょいで着くところが大渋滞で60分かかった。1時間も立ち、しかも車内の温度高くて暑い&子供のテンション高くてうるさい(仕方ないよね)&親注意しないで、もうこの時点でめっちゃ疲れた。バスから見ていた限り、一般車両の制限全然してない。バス優先道路とかに全然してない。これなら車で来て、近くの駐車場に止めればよかったわ。ってみんな思っていたはず。


ちなみに、ウェブサイトにはこういう表示があったから17時麻生にした。1時間半も余裕を持っていたつもりだったんだけどな。ちなみに17時以前に公園にいた人も一度ゲート外に出されて並ばされるオペレーションなので、並ばずに入れる人は皆無なんじゃないかな。


シャトルバスの最終便は各駅18:30が最終になります。19:10からの1st partの開演に間に合わない可能性があります。ゲートは17:00からオープンしておりますので、時間に余裕をもっておこしください!


なんやかんや18時半、やっと着いた~!と思ったら駐車場に人の渦ができていた。
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入場前に整列させているらしいんだけど、2列で50mごとに折り返させていてそれが10ターンくらい…もう帰ろうかと思った。けど、もうチケット買っちゃってるし、バスで60分もがんばったし、、と思いもう一踏ん張りすることに。列はまぁまぁのスピードで進んだけど、なんせ10ターンもある。折り返しても折り返しても入場ゲートに近づいている感が全くないし、そもそも駐車場から入場ゲート全然見えないし。スタッフ誰もいないけど大丈夫なのかな。。そんなこんなで花火開始の19時がどんどん近づいている。18:45時点でまだ6ターンくらいしかしていないから、もうこれは間に合わないね…とテンションがた落ち。同行者は腹が減ったと言い出す。たぶん露店があるからそこまで我慢して。それか、東京に持って帰るお土産の六花亭のチョコレートならあるけど食べる?と提案したけどさすがにそれは悪いからと遠慮された。それにしてもお行儀良い人ばかりだったからよかったけど、もしトラブルが起きてたらスタッフいなくて大変なことになっていただろうなぁとあとからちょっとブルルとした。

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そんなこんなでやっと駐車場のターン最終。ふぁー!!!長かったー!!!と開放感でゲートの方に向かうと初めてあらわれたスタッフが「 4列になってくださーい。急いでくださーい」と言っている。え、最初から4列にしとけばいいじゃん、しかも急いでって、走れってこと?それなら最初から入場ゲートの人員増やして流れよくしてほしいんだけどなぁ。明らかに1万8000人を17時からの開場時間からさばける体制じゃない。結局みんな小走りしていた。

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ボランティアと思われる高校生や大学生が声出して受付がんばっていた。えらいなぁ。ここはちょっと癒された。


ゲートの近くには無料で見ようとしてきている人がたくさん。うーん、こういう人たちがあの渋滞とか巻き起こしているんだろうなぁと思うと有料で来ている人たちがものすごく損している印象。


ゲート入場口ではパンフレットとゴミ袋を渡された。ゴミ袋はゴミを入れてではなく、芝が濡れているからお尻に敷いてと言われた。ここ、もうひと工夫できたと思う。お尻に敷いたあと、ゴミを入れてくださいね。最後回収しますから。がいいと思う。ライジングサンとかタワレコ協賛のおしゃれなゴミ袋配っていて「ゴミいれちゃお♡」ってみんななってるじゃん。元々ゴミ集積所だった土地だからこそゴミにはこだわってるはずだし翌日のゴミ回収イベント企画しているのはいいと思うけど、その前にゴミを出さない努力をしようよって呼びかけたほうが懸命。ゴミ回収のNPOの存在とかホームページからは全然わからなかったのも残念。


というか、あとで気づいたけどそれ以前にここで配っているパンフレットこそがゴミだった。
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ゴミ配っていた。18000部も。A4コート紙フルカラー20Pだと印刷代30万くらいか。。8割が企業ロゴだけが載った広告…え、なにこれ…。

金額はさておき協賛とるために必要だったんだろうけど、ウェブサイトもあることだし、どうせ行列させるんだからそのそばにモニター車とか置いて、そこで協賛ムービー流すとかのプラン作ればゴミにならないのに。載っている企業は有名どころがずらりと並んでいて北海道民ならみんな知っているところばかり。もうJR北海道とか中央バスとかめっちゃお世話になっていてみんな感謝してるし!パンフレットにロゴをどーんと載せる意味ってなんだろう?何か紙で配らなければいけない事情があるなら、もっとコンテンツ入れたりなんなりしたほうがいいと思う。秋のお得な知床バスツアーとか美瑛日帰りJRの旅プランとか載ってるほうがよっぽどええわ。

ちなみに、18時過ぎには暗くなって日没なので、配られても見ない人が大半だったとも思う。


会場に向かう一本道は真っ暗だった。スタッフが所々いて足元を照らしてくれたけど、この先がどうなっているのか全然わからん。パンフレットに載っていた地図だって真っ暗だから見えない。スタッフも「ようこそ~」とか「こんばんは~」しか言わなくて、そんなご挨拶正直イラネと思った。そこにいる意味や役割を先に伝えておかないとボランティアは何したらいいかわからんよね。 しばらく歩いてやっとフードコート前に会場案内図があった。これも暗くて見えないから携帯のライト機能を使って照らした。会場案内図の看板を見かけたのはこれが最初で最後だった。


そうだ、同行者は腹が減っていると言っていた。なんか食べようと通路反対側にあるフードコート側へ行こうにも入り口がどこかわからない。みんな車と車の間から入っていってたので入ってみた。そこに広がるのはまたもや鬼のような行列…ケバブやさんに100人も並んでいる…いももち?みたいのにも100人くらい。仕方なくおでんとビールが買えそうな店に並ぶ。15分くらい待って買えた。おでん美味しかった。
↓果てしなく遠い屋台。手前に向かって人がずっと並んでいる。 

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この時点で19:15くらいだったかな。フードコートを出るとステージみたいなところでなんかやっている。そういえば18時からイベント開始ってサイトに載っていたけど何が行われるのかは結局掲載されていなかった。後からTwitterとかでライブとかやっていたのを知った。

ウェブサイトにはこれだけ。いやいや、これだけじゃ何やるのかわかんないからw 直前まで決まらなかったのかなぁ。

ステージイベントは18時から!

ご入場から花火打上までの間、お客様に楽しんでもらえるステージイベントが充実!是非お早めにご来場ください! 

とりあえずもう花火が始まりそうな時間なので、席を探す。スタッフ、いない。トイレの列と通路を行き交う人が交差していてもうぐちゃぐちゃ。そうこうして、歩いている間に花火始まった。


花火は、すごかった。席の方にひゅーんと飛んできたりして迫力満点。花火を横目に上段芝生席へ。ああああ~、、やっと座れた~。。。もう花火を観れる喜びより、やっと目的地にたどり着けた喜びの方が正直大きかった。


ちなみに、芝生のときはこいつがとてもいいよ。ライジングサンのときはいつも持って行ってます。

花火の前半戦が終わって、いよいよ20時から後半戦!とアナウンスが。前方モニターには協賛企業やスタッフの名前が流れている。5分経過。10分経過。15分経過。同じCMが何度も流れる…おい!長すぎるだろ!と思ったらアナウンスで「機材トラブルが起きております」と。うーむ、仕方ない。その後20分ちょい遅れくらいでようやっとスタート。50分間音楽に合わせてプログラミングされた花火がノンストップで打ち上げられますということだったのでわくわく。

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花火、本当にすごかった~。私の写真iPhoneなので、ちゃんとしたのは公式サイトのこちらどうぞ。去年のだけど。

例えばセカオワのRPGの歌詞で「青く」と出てきたら青い花火が同じタイミングで出たりゆずの虹という曲に合わせてレインボーカラーの花火が打ち上げられたり。

曲は日本のポップスと海外の人気曲を組み合わせて。という感じ。

打ち上げる場所が山の上だったりして、日本の中でもこんなに打ち上げ場の高低差があるところはないらしい。なので立体感ある花火が打ち上げられるんだとか。

芸術花火という名目だったので、もっとシュールでアーティスティックな感じかと思っていたら割と一般受けする感じになっていたのは想像と違っていたけど、老若男女楽しめるからこれでいいのか。


花火はとてもよかったのだけど、帰りの交通が気になって集中できなかったのもとても残念だった。というのも、後半戦が始まる前に、「規制退場をします」とアナウンス。混雑を避けるためにということだったのだけど、「退場するのに1時間くらいかかりますが、フードコートなどご利用ください」と言っている。これはヤバいやつだ。さっきもフードコート死ぬほど並んでいたし、この運営なら3時間とかかかるんだろうなぁと。先月話題になっていた長渕剛のコンサートのこと思い出してゾクっとした。というわけで、本当に申し訳ないと思いながら、終了前に出ることに。もうまた何時間も待てる気力も体力もなかった。

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 またバスには乗りたくなかったのでタクシー乗り場の方へ。ここでもスタッフは立っているだけ。どこにタクシー乗り場があるのか、行く途中に看板など一切なし。人の流れについていってタクシー乗り場到着。幸い早めに出たので15分くらい並んでタクシーに乗れました。がまんできない人はスタッフの制止を振り切って道路で待機中のタクシーに乗っちゃってました。乗っちゃったもん勝ちな風に見えているのも残念…。ちなみにタクシー乗り場では予約車と一般車で乗り場が別になっていて、予約車は少なくてすぐ帰れる感じだった。こういうのも公式で案内しちゃうとみんなそっちに流れちゃうから難しいけど、なんかこれもちょっと残念な気分に。

あと疲れていたからか、無意識にUBERのアプリ立ち上げてたけど、まぁ札幌にUBERがいるわけもなく。いたらいいのになぁ…と切ない気持ちになりました。UBERああああ!!!!


というわけで、楽しみにしていたモエレ沼芸術花火の夜は波乱万丈、非常に体力と精神力を試される厳しい夜となりましたが、一流の花火師の上げた花火には大変に感動しました。
 

昨日の夜は「もう二度と行かね~!」と思ったけど、花火はとても素晴らしかったし、モエレ沼公園でこういうイベントが開催されることは札幌市民にとっても観光客にとってもとてもいいことだと思うので、諸々改善されたころにまた行きたいな~と。

次行くならこうする。
1、タクシーで16時半頃着で行って並ぶ。17時半頃西ゲートから入場。(たぶん)
2、席はぜったいプレミアム席。7000円の価値あり。
3、ごはん、ドリンクは持ち込む。30分くらい席で食べて時間つぶし。屋台は使わないと割り切る。飲みすぎるとトイレ近くなるから注意。
4、終了5分前席を立つ。西ゲートから出て予約しておいたタクシーで帰る。
かな。

市民が作り上げる花火大会という名目でやっているけど、それなりに入場料や協賛とっているんだし、やるならやるでちゃんとプロの運営しないと事故が起きて大変なことになるから今後もやるならもう少しがんばってほしいな〜と思った次第で書きました。ウェブサイトにもお詫びが載っていたからたぶんクレームたくさん来たんだろうな〜。。

お、羽田ついた。ふぅ〜。
 

追記:2016年はリムジンバスなるものができたようですね。マイカーで会場まで行けるチケットも販売されていたりと改善がいくつかされているようです。

http://www.moere.jp/#!access/h2rzs

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