会社の忘年会でMIP賞をもらいました。うちの会社は年に二回表彰の機会があって、それぞれMVPが1名、MIPが3名選ばれます。

MVP,MIP共に会社への貢献度合いや働き方、周囲への働きかけなどが評価されて授与されます。
ちょうど3年前のまだ社員が15名ほどの時の忘年会から始まったもので、当時はMVPが1名、MIPが2名でした。その時はそんな賞があるとはメンバーに事前に知らされていなかったのでとても驚いたのと、MIPで自分が受賞したことがとても嬉しかったです。まだまだ成果は出ていないけど、働く姿勢とかチャレンジしていることに期待していますよ!といったニュアンスで評価してもらったのは会社から一緒にやっていこうというメッセージとして受け取れて嬉しかったのです。

そして3年の月日が経ちました。
あの時から比べて社員は約100名と6倍近い人数になりました。人も増え部署も増え、サービスも広く展開するようになりました。ひたすらお客さんの立場で考えて、いいものを作り出し、きちんとお客さんが使えるようにフォローして、またその声を社内にフィードバックして。とにかくみんな必死に一途に一所懸命やっています。

だから、そんなみんなのことを見ていたら、もっと頑張っている人みんなが表彰されたり褒められたらいいのになぁと思うようになりました。褒められるために仕事をしているわけではないけど、頑張ったことを誰かが見ていてくれて、ちゃんと「頑張ったね」と言葉で伝えられたり、「いつもありがとう」と手紙をもらったりすることはその人を勇気付け、また一歩先に進めさせる力になると思っています。

MVP,MIPの制度も頑張った人を表彰する制度なので、とてもいい場だと思っていますがせっかくならもっと今の社内の状況にマッチした形に進化するといいのになぁ…、3年間何も変えられなかったなぁ…なんて始まった発表を遠くで見ながら思っていました。そしたらおもむろに自分の名前が呼ばれました。

周りはキャーとかうぉーとかオメデトーとか言ってくれていたけど、自分には動揺と困惑の気持ちしかなくてなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。私より、がんばっている人がたくさんいるし。もっと受賞して「やったー!」と泣いて喜ぶ人いっぱいいるし。もっとたくさんの人が受賞できる場にしたかったし。普段謙遜とかするキャラではないので、ガチで困りながら前に出た。

マネージャー陣が自分を評価してくれたのはありがたい話だとは思っているけど、私はまだ自分の中では"与えられたミッションを最低限クリアした"くらいの感覚で、そんなに会社に貢献しているとも思えないし、死ぬほど努力しているかと言えば、そこまでやれていないんじゃないかと反省してばかり。だからそんな自分じゃなくて死ぬほどがんばっている人に賞をあげて欲しかった。
そんなんとりあえず笑ってもらっときゃいいんだよ、と言う人もいるけど、当方そんなに器用なタイプでもなく。。


授賞式のあと、一緒に仕事をした仲間の中でも自分を勇気付けてくれたり、頑張っているなと思っているメンバーに予め書いておいたメッセージカードを渡して気持ちを伝えました。
受け取ったメンバーからは「ありがとう」と言ってもらえて。
なんか、評価よりもありがとうって言ったり言われる方がグッときて泣けた、そんな夜。

なんか、すいません。


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