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今日は献本いただいた「起業の教科書」をご紹介。17日発売なので、今amazonで予約受付中です。

1から起業しはじめる人向けの書籍なので、会社の方針やビジョンの作り方から成長できるチーム作り、ファイナンスの基本なども紹介されています。


その中で、広報についての項目があります。
「PRとプレゼンで認知度を高める」という章では経営戦略に基づいた情報発信について詳細に記載されています。 細かな手順が紹介されていますのでシード期のベンチャーさんにはとても勉強になるかと思います。もっと早くこういうの読みたかったな〜。

わたしもブログでまとめたのでぜひこちらもお読みください!これものすごいアクセスでした!
 

toreta.blog.jp


では、今日はこのへんでさようなら。

「自己紹介をしてください」と言われてうれしい人なんて、そんないない気がします。
相当な場数を踏んでいる人であれば慣れたものかもしれませんが、日常でそんなに頻繁にするということがない人にとっては、緊張の場面であり「うわ、どうしよ…」となることも多いんじゃないかと。

わたしも日頃からITのイベントや飲食関係の交流会、セミナーなど多々出かけることはありますが、名刺交換程度なライトなものしか基本的にやっていないので、まだまだ得意とは言い切れません。
ただ、ここ2,3年は以前と比較すると割ときちんと話せるようになってきた気がしています。

きっかけは「自分の好きなものが明確になった」 ことでした。
以前から好きだったものへのハマり具合が「一般的にまぁ、好き」のレベルを超えた「けっこうっていうか、相当大好き」になったのです。
いくつか趣味はありますが特に「牡蠣」と「野球」です。 

1対1の時にいきなり「牡蠣が好きなんです」と言い出すのは不自然ですが、不特定多数の前で話をする時などにこの趣味の部分を入れるようにしています。

そもそも自己紹介の目的は自分のことを伝えることによって、
・正しく自分を知ってもらう
・自分に興味を持ってもらう
ことではないかと思います。

「わたしは人見知りです」で終わってネガティブイメージを残してしまう人、いますよね。
もちろん人見知りであることはその人の特徴かもしれません。気にしていることだからこそ伝えておかなければと保身に走る気持ちもわからなくもないです。
でも、本当に伝えたいのは人見知りであるということではなく、その先に持っている思いではないでしょうか。だから、ちゃんと「人見知りだけど、みんなと仲良くしたいです」と言えたほうがいいですよね。
もっと言えば、人見知りなんてわざわざ伝えなくても「みんなと仲良くしたいです」だけでも十分な自己アピールとして完結するので、言わなくてもいいんじゃないかな。と思います。
最初から人見知りせずに誰にでもグイグイいける人なんてそうそういないです。

そこで、人見知りな人には特に、そうでない方にもおすすめしたいのが、自分の「好き」や「得意」を明確に言ってしまうということ。言うのは自分の自由です。割り切って心を開くことで変わることもあるのでぜひおためしいただきたい。
先ほど書いた通り、わたしは牡蠣が大好きなので、自己紹介のときはこう言います。

「でんみちこといいます。
仕事は飲食店向けの予約管理のアプリを提供するITベンチャーのトレタという会社で広報をしています。
好きなものは牡蠣と野球です。牡蠣は北海道の仙鳳趾という産地のものが大好きなので、先日北海道の産地巡り旅行をしてきました。宮城で牡蠣漁師にもなることもあります。w
牡蠣マニアでググってもらうと過去に牡蠣について書いた記事が出てくるので興味がある方はご覧ください。
今日は○○について○○したいと思ってきているので、詳しい方お話しましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。」
といった具合です。もちろん場面によって仕事面の話を増やしたり、参加した経緯や誘ってくれた人の話などもはさみます。牡蠣のくだりの文量も場合によってはもっと入れたりもしますw でもこれを言うだけでトレタのでんさんと認識してもらえなくてもなんか牡蠣のことすごい好きと言っていた人という印象はつけられます。
以前は毎日ひとしというブログを書いていたので、こういう会社ブログで記事を書いているので読んでみてくださいとかも言っていました。
要点をまとめますね。

・自分の会社のサービスを端的に説明する
・自分がその会社で何の仕事をしているのか言う 会社名だけでは個人に対して興味を持ってもらいづらい
・趣味の話を挟む 共通点を見つけてもらう工夫を自らする
・趣味・得意な話はそのハマり度合いがわかるエピソードをはさむ
・今日なぜこの場にいるのか、来ている目的を話す 
・お話しましょう、お声をかけてください、など対話する意欲があることをきちんと示すことで話しかけられやすくする
といった具合です。

トレタのCTOの増井も自己紹介が上手です。
彼も好きなものがとても明確なので、ただ単に「トレタのCTO増井雄一郎です」で終わらせず、「最近では風呂グラマーやIT芸人などと呼ばれています」と一言必ずいれます。「IT芸人でググってもらうと僕の記事が出てくると思うのでぜひ読んでみてください」と言うと何名かの方はその場ですぐググっています。
ただ単にトレタのCTOというポジションにいる人という認識ではなく、どういった人物かを表す明確なキーワードを持っていることで興味を持ってくれた人により深い情報を届けることができるのです。

なので、できれば自分が得意とするものを検索して一発でネット上でたどりつかせる「キーワード」を探してみてください。

たまたまですが、PR学校の同期の成瀬さんという方がいて今日会社に遊びに来てくれたのですが、彼女は「縁側」が大好きで自分で「縁側なび」というメディアを運営しています。縁側と入れると彼女自身の取材記事や縁側なびが上位表示されます。
彼女はたぶん自己紹介する時にかならず「縁側」でググってください。と言うんだろうなぁ。
そういう得意を出せたら自己紹介はとても楽しいものに変わります。

ぜひ色々と試してみてください。参考までに。

では、今日はこのへんでさようなら。





広報に限った話ではないが、特に広報という仕事であれば…と思っていることがある。

それは、メシマズ写真を撮って、SNSにアップしている広報は仕事ができない。のではないか、ということ。
広報という職業は情報の伝達者である。与えられたお題に対して、情報を拡散することによって問題解決を行う。
そういった職に就いている人がSNSで平気でまずそうな飯の写真を拡散しているのを見ると、その人の仕事のスタンスが垣間見えたようでとても残念な気持ちになるのだ。
なぜなら自分が拡散すべき情報を外に出す前にブラッシュアップして、磨いて磨いて、さらにどうしたら外に出した時に価値を最大化できるかをきちんと研鑽してから出すのが広報としてのマナーだと思うから。

だから、すんごいまずそうな飯を拡散できるメシマズ広報の神経が信じられんのだ。

<メシマズ広報の特徴>
・美的感覚がない
・見た人がどう思うか、の思慮が足りない
・自分がどう思われるか、の思慮が足りない
・そもそも投稿目的がない

そのメシマズ写真を店名付きで投稿されてしまった飲食店の悲しみを慮れ!
SNSは個人の自由でいいでしょ、なんて意見、まかり通らないからな!友人でいてくださっているみなさま方の大事なタイムラインでお目汚しするなんぞどういう神経しとるんだ。まったくもう。

はー、、つい怒りスイッチが入ってしまったワ…ゼェゼェェェ…
特に美や食に関わる仕事をしている人は広報に限らず本当にちゃんとしたほうがいいと思うんだワ。
メシマズ写真で得をするひとなんてTech Crunchの増田さんくらいだよ。

ちなみに、飲食系の広報だとメシマズなんてまずありえない。
逆にめし写真のクオリティやグルメレポの密度が尋常じゃなかったり、本当に勉強になることばかりだから、飲食系の広報さんがいたらお友達になってもらうといいと思う。

上手い撮り方はググればいくらでも出てくるし、写真の得意な友達に添削してもらったらいいと思う。
とりあえずiPhoneなら、

・フィルターはクローム
・皿全体を撮らない、とにかく食材の間近まで寄る
・↑この時必ず食材にピントを合わせる為に、画面をタップ!
・テリ・ツヤ・しずるを撮る
・背景や皿の周りのごちゃごちゃは絶対に入れない

この5つを守るだけで大体なんとかなる。
どうかこの世からメシマズ写真がなくなりますように。とか偉そうに書いておきながら酔ってメシマズ写真あげちゃったりとか…しないようにせんとな。酔った時のSNSもね、どげんかせんといかんね。

では、今日はここでさようなら。

アドベントカレンダー5日目、おわり。


ITベンチャー広報がひとりで粛々とつぶやく Advent Calendar 2016 2日目。
広報に任命されたあと、広報が一般的にどういう仕事なのかを正しく知るために本を読みました。
社内に広報経験者がいなかったし、広報プランも自分で立ててみたかったのでそこもできるように。 
「広報になって何をしたらいいかわからない」という方いますが、あぁ、この人は「本を読むことの価値」を知らないんだな。もったいないな。と思います。

やるべきことはだいたい先人が本に書いて記してくれているのでそれにのっとってまずは「やってみる」ことが大事。
もったいぶって計画を慎重に、緻密にやろうとすると一歩が踏み出せなくなる。精度が低かろうがもっさい企画であろうが、まずは動いてみることが大事。動けない癖がつくとその沼から抜けられなくなる。何もしないでいるとズブズブとその沼に埋もれて、勝手にプレッシャーの泥に飲み込まれてしまう。
常にピョンピョンと水たまりがたくさんあるところを跳ねて、よしっこうやって飛べば水たまりにはまらないぞ、水に濡れないぞ。とやってみてわかった感覚を体に染み込ませるほうが身軽に次のステップに踏み出せる。

というわけで、まずは本を読む。
迷ったときも、本を読む。
勉強会などに参加して話を聞くのももちろん大事だけど、1時間のセミナーで聞ける情報量と書籍1冊に載っている情報量は比較にならない。本のほうが圧倒的に密度高い情報があり、自分の好きな時間に読めるので効率的である。何度も読み返せるのも本の良さだ。

で、肝心の読んだ本は、、、まぁ普通だ。
突拍子もないものを最初に読んでもこんがらがるから基本抑えて徐々に攻めて。でいいと思う。
※以下の画像はすべてクリックするとamazonのページにとぶようになっています
 
広報・PR概論。超王道的な書籍だけど、基本がきちんとわかる。
ガチガチに基本を叩き込む。眠くなるけど、読む。PRプランナーという資格の教科書でもあるので資格をとることを目指すのであれば購入すべしです。


ベンチャー界隈の方であれば元ぐるなび栗田さんの砕けた広報術がとても参考になるかと。 自分の得意を活かした活動は実践できたらとてもおもしろいと思います。


戦略PRブームが数年前に起きてそのときの代表的な一冊なのかな。
単純な広報ではなくあらゆるメディアミックスをして提供した情報拡散の最大化を狙う高度な技が戦略PRと述べられています。 入門編と実践編両方読むと具体的なストーリー作りをどうしようか、といったときの設計の参考になる。




テレビのことも知っておきたいな。と思って購入。 殿村さんはブームの必殺仕掛け人で他の書籍もおすすめ。




LINE田端さんと本田哲也さんの書籍。 人は単純に広告やメディアで出すだけでは動かなくて、どういった動機づけや仕掛けが効いて成果が出たのかが書かれた一冊。広報は伝えるが仕事ではなくて、伝えた先でどういう効果を出したいのか、そのゴールに近づくための努力をするのが仕事であると思うので参考になる。


そうだそうだ、広報会議は毎月定期購読。自分の分野とは違う方々の活動も参考にする。同じ業界の情報ばかり仕入れているとやり方が凝り固まる。



博報堂ケトルの嶋浩一郎さんはPR学校でお世話になった。読まなきゃ、と思ってまだ森永さんと対談した本しか読んでなかった。。もっと読まなきゃ。


たまに宣伝会議とか編集会議も読む。広報は広報領域じゃなくて広告・宣伝・編集・ライターあたりの動向も抑えておいたほうが仕事がしやすい。

広報とは…といった本は3,4冊読めばだいたい同じようなこと書いてあるので、基本はそこでマスターしてやるべきことを書き出ししてみる。ほんで、応用編は色んなメディアに触れてみて自分の会社にフィットしそうな企画を考えてみる。でいいんでないかい。

では、今日はここでさようなら。

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